禁煙方法

禁煙を本気で決意してから - 【タバコをやめて7年。1日3箱のヘビースモーカーが自力で禁煙できました】

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前回のお話は、ヘビースモーカー時代のお話でした。

 
結婚して子供も出来て数年経過したころ、タバコを吸う人は、すっかり肩身の狭い思いをするようになってきました。
 

なんとなくやめるきっかけとなる出来事が

ある日、自分が一番驚いた出来事がありました。
それは、40年以上タバコを吸い続けた父親が、タバコをやめたことです。
 
タバコとは関係ありませんが、脊髄(せきずい)に腫瘍が見つかりました。
良性でしたが手術をしました。入院が長かったおかげもありますが、その病気をきっかけにして、タバコをやめてしまいました。
 
父が病気になった当時も、私は微塵もやめようとは思っていませんでした。しかし、絶対にやめないと思っていた人が、やめたことの衝撃はとても大きかったです。
 
それ以来、自分もだんだん年齢を重ねるごとに、やめたいと思うことも多くなってきました。
 
服がタバコ臭くなること、口臭、建物の壁やいろんな機材を茶色くすること、髪の毛がなんとなく焦げ臭い感じがすること。
「なぜこんな思いをしてタバコを吸うのだろうか」と思いつつも、やめられない弱い自分がいました。
 
それまでにも、やめようかなと思って本を買ってみたり、二コレットも挑戦してみたりはしていましたが結局失敗に終わりました。
禁煙効果あり!禁煙セラピーで1ヶ月だけ禁煙できました【書籍レビュー】

結論から言いますと、1日3箱のヘビースモーカだったわたしをこの本の力だけで抑え込むことはできませんでした。   この本は、禁煙しようと思った人なら一度はこの表紙を見たことがあると思います。 ...

36歳のある日、本気でやめようと思う出来事が

それは突然やってきました。

苦しい。
普通に息をしても苦しい。
沢山息を吸わないと、窒息してしまいそうな感覚。
 
 
数分間でしたが、海やプールで溺れそうになる感じになりました。
 
 
このままでは、死ぬんじゃないかという恐怖感が襲ってきました。
当時テレビ番組で肺気腫(はいきしゅ)のことを盛んにやっていたこともあったので、余計に怖くなりました。
 
苦しさはそのときだけでしたが、さすがに少しセーブするようになりました。
 
 

子供がまだ小さいので、将来のこととか考えると、まだ長生きしなくてはと思うようになりました。

タバコなんかで今の人生が終わってしまうなんて・・悲しすぎる
自分に起こった出来事と、「子供・家族のことを考えるとやめるしかない」と思うようになり、この時はじめて本気でやめようと決意しました。
 
 

本気だからこそ真剣にやめ方を考えた

 
ちょうど禁煙外来が出来た年でしたが、それを受診することはしませんでした。
 
「受診して失敗したときの絶望感が怖い」というのが理由です。
 
過去に、二コレットで禁煙しようと思って、ガムをかみ始めたところ、気がついたら「二コレットを噛みながらタバコを吸う」という最悪な結果に終わったことがありました。
安易にやめられる自分では無い、ということをわかった上でシッカリとプランを立てることにしました。
 
過去の挑戦で、禁煙できた最大日数は1日半。2日以上やめたことが無かったからです。
 
約20年間、タバコを吸い続けた自分の体をニコチンの無い別の体にするには、相当な準備が必要だとも感じていました。
 
 
そこで、やめる日を約半年後に設定して、徐々に減らして必ずやめてやると心に誓いました。
 
方法はタールの量を2ヶ月ずつ減らしていくようにしました。

 

いよいよ実行に移します

 
ラッキーストライクは確か11mgだったので、本当は、いきなり6mgにしたいところでした。
しかし、まずは8mgの銘柄に変更して1ヶ月吸って、それから6mgと変更する段階を踏むことにしました。
11mgから8mgの変更は、1週間もあればそれほど苦痛になりません。
 
「ちょっと物足りないかな」と思って最初は本数も相当増えますが、徐々に慣れてきます。
2箱から2箱半で吸っていたと思います。
 
「8mgから6mgにそろそろ変えようかな」と1ヵ月後に思うようになります。
 
このときに「もう2度と8mgへ戻らない!」と決意します。当然もらいタバコもしません。
 
タールを減らす際に最も大切にしたことは、
 
銘柄選び
 
 
禁煙をしようとする人間としては、おかしいかもしれませんが、ストレスなく減らすにはこの銘柄選びはとても大切でした。
 
候補の3~4銘柄を2日位かけて吸います。その中で、自分が一番いいと思った銘柄を決めて6mgのタバコに切り替えました。
 
当然、最初は本数が増えますが、1週間もすると体が慣れてくるので、本数も落ち着いてきます。
 
丁度2ヵ月後、11mgのラッキーストライクから6mgになんのストレスなく変わったことで、体のある変化に気づきました。
 
少し頭がすっきりする。体が疲れにくくなった。
今までは夕方になると、グッタリしていましたが、そういうのがなくなってきました。
 
タバコはやっぱり体に悪いんだなと実感しました。
 
 
同じ容量で、3mg、1mgと減らすのですが
さすがに3mg、1mgは2ヶ月ずつ時間をかけて減らしました。
 
今思うとこれは良い方法だったと思います。
 
減らすことで、一時的に数量が増えるのですが、体がなれるのは6mgから3mgは2週間以上かかった気がします。3mgから1mgは3週間くらいです。
 
 
体のこともそうですが、時間をかけることで
 
自分は確実にやめるんだ

という自信と実感がわいてきます。

 
ラッキーストライクを吸っていた頃には、自分が1mgのタバコに慣れるなんて全く想像もつきませんでした。
 
それが出来るようになった、という自信が精神面で大きなプラスになりました。
 
この段階ではまだやめていないのですが、やめた後で大きな支えになりました。
 

ちなみに私のタバコの変遷ですが

ラッキーストライク 11mg  愛用

ラークマイルド 8mg 1ヶ月

KENT 6mg 1ヶ月

フィリップモリス 3mg 2ヶ月

フィリップモリス 1mg 2ヶ月

結果全て洋タバコになりました。

 

半年後~やめるその日を決めるまで

 
半年後1mgになれて、すぐ禁煙をスタートすることはやめました。そこから1ヶ月間さらに本数を減らすことに挑戦してみました。
 
ラッキーストライクのときに本数を減らすのは無理でしたが、1mgになるとそれが簡単に出来そうな気がしたからです。
 
すでに1箱半くらいだったのを、1日1箱以下に抑える日を何度か作ってみました。
すると思っていた通り、それほど苦痛ではなかったことがわかりました。
 
さらに確実にやめるために、2ヶ月延長して、禁煙する日を設定しました。
 
やめるまでのスケジュールは
最初の1ヶ月で一日15本以下に抑えられるように「吸わない時間を2時間作る」ことを意識しながら生活します。
 

そしていよいよやめるための最終準備

さらに、1ヶ月かけて今度はお試し禁煙を実施しました。
  • 朝起きてから夕方まで禁煙。
  • 1日だけ禁煙。
  • 1日半禁煙。
これを適当な日を空けて実践します。
そのまま禁煙すればいいじゃないか」と思うかもしれませんが、そこは20年吸い続けた体です。
今までの苦労が、水の泡になるのは避けたいと思ってのお試し禁煙です。
 
なぜこんなことをするかというと。
 
禁煙をしたときに「どうしようもない不安感が出ないかどうかのテスト」をするためです。
 
禁煙をいきなりすると
今まで吸っていた時間を「どうやって過ごしたらいいかわからなくなり」、ちょっとしたパニックになります。

普通にタバコを吸っていた頃、1日のうちタバコを吸っている時間を合計すると1本あたり3分(吸った後の余韻を含む)とすると、2箱で1日あたり2時間もの時間をタバコに費やしていたことになります。

タバコを吸わない人でも、いきなり2時間の自由時間が出来ると、何をしようか戸惑います。

タバコを吸う人は、この時間がとても退屈で長く感じられて、結果不安とイライラが出てしまいます。そして、その時間に耐え切れず禁煙に挫折してしまします。

いきなり禁煙すると必ずこういったことは起こります。

いくら段階を踏んで軽くしても、そのストレスに耐えらかをテストするためにお試し禁煙が必要だと思いました。

お試し禁煙を実施してみて不安などは一切なく、「あれ?これはいけるんじゃないかな」と思えるほどの体の変化を感じることができました。

そしてついにやめる日を決める時がやってきました。

 

次回はタバコをやめる日からを書きます。

 

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まっさん

高校生、中学生の子どもを持つ40代後半のパラレルワーカーです。ネット関連の仕事柄、ブログや広告の知識があります。ブログでは自分の経験をもとに高校、大学と続けたテニスやダイエット、禁煙に成功したこと、起業で経験したことなどを執筆。

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