工場の人間関係について知りたい人向けの記事です。
工場の人間関係って難しいそうで不安だなぁ。
長く働くための上手な接し方を知りたい。
このような悩みに答えます。
本記事内容は、大体下記のようにすすめていきます。
工場派遣で、良い人間関係を築くために何をしたらいいのかわかる
苦手な人の接し方と無理な要求の対処方法
この記事を書いている私は、製造業の工場派遣歴1年半。昨年の派遣の年収420万円。
2年前から派遣会社は2社経験し、待遇の悪い会社から良い会社へ切り替え成功しました。今の派遣会社は1年半継続しています。
1社目は人間関係と労働環境が悪くて3か月で辞めましたが、次の職場では、その経験を活かして今も続けています。この記事では、長期間働くための良好な人間関係の作り方と考え方を伝えたいと思います。
目 次
工場派遣でよい人間関係を築くには
工場で人間関係を築くためにやるべきこと
まずは仕事を覚えることが大切で、コミュニケーションはそれほど大切ではありません。
入りたての頃は、仕事内容を覚えることが大切だからです。
工場の作業というのは、頭で理解しても、うまくいかないことが多々あります。
すごく簡単なはずなのに作業手順通りに仕事ができないのは、自分の体や脳のクセがあるからです。
最初はミスしないようにゆっくり丁寧に作業します。わからないところや動作が難しいところは、すぐに上司に聞いた方がいいでしょう。
入って2週間程度は、現場の社員や先輩がミスをしないようにフォローしてくれます。
仮にミスをしても、新人だからという理由で大事には至りません。その2週間~1ヶ月の間、派遣社員は、多少のミスは許される最も大切な期間だと思って取り組んでください。
休憩時間も会話を無理にする必要はありません。工場に入って1か月以内は、会話よりもむしろ
作業でミスしないように普通にできるようになることが一番大切です。
工場派遣先での受け答え
仕事に慣れたとしても、会話をしたくなければ避けることは可能です。
しかし、挨拶だけは、しっかりした方がいいです。
大きな声は必要ありません。小さな声で会釈するだけでもいいです。
工場はシフト制でスケジュールが組まれます。少人数単位で仕事を回すので、軽く挨拶ができる程度であれば、自然と社員から声を掛けてもらえるようになるでしょう。
社員といっても相手は人間です。「あの人、目も合わさないな」という人は、社員でなくても嫌ですよね?
挨拶をしていると、相手が自然と話しかけてくれるようになります。自分から無理に会話をする必要はありません。
私が今行っている職場は部署内に100人ほど社員がいます。最初は2~3人の社員としか話していませんでした。
半年ほど経過するといつの間にか会話する人が増えて、今では20~30人とコミュニケーションをとっています。すべて自分から話しかけたことはありません。
普段よりほんの少し明るめに挨拶していただけです。
話せる仲間の増やし方
これは、工場に限った話ではありませんが、
- 自分の仕事に集中すること
- 普通の顔か、ちょっと楽しそうな気分で挨拶すること
この2つができれば、仲間が増えるきっかけがどんどんやってきます。
何回も言いますが、仕事でミスをしないことが最低限の条件になります。いくら明るく挨拶や会話ができても仕事でミスをすると誰も相手にしてくれません。
しかし、仕事をそつなくこなして明るく振舞っていれば、年齢に関係なく話しかけてくれます。
心理学のザイオンス効果というのをしっていますか? 接触回数(見る回数)が増えると例え相手を全く知らなくても好感を持つというものです。
ひとたび人のつながりができると、その人を通じて人の輪が加速します。
なので最初から人間関係を構築しようと頑張らなくても、普通に挨拶すれば自然とつながりは増えていきます。
工場で苦手な人が同じ現場にいた場合
常に自分をニュートラルな感情に保つ
自分の仕事に集中することだけを考えて、他人が嫌なことを言っても気にしない心が大切です。
精神論になってしまいますが、どんな嫌な人がいても
- どうせ短い付き合い
- 仕事のプラスになることは何もない
と思って軽く聞いておけばいいでしょう。間違っても、感情的に反論したり見下すような返事をしてはいけません。かえって逆効果になります。
仕事上のミスは、以下の場合に起こりやすです。
- 時間がゆっくり流れて、作業自体が億劫になっているとき
- 感情が落ち込んだり、興奮しているとき
- 焦っているとき
これらの状態にならないようにするためにも、「自分の仕事に集中する」ということが大切です。
同僚の派遣社員に嫌いな人ができたとき
感情的にならないのはもちろんですが、基本的に「相手にしない」ことです。
同じ職場で、立場も同じ派遣であれば「先輩」「後輩」という関係は気にすることはありません。卒なく仕事をこなして数か月もすれば、その立場は対等かそれ以上になります。
自分に害のある行動をする人も中にはいます。その時は、遠慮なく上長に相談してください。
その時の言い方として
- 嫌がらせを受けて、自分の仕事が危険になった(具体例を出す)
- 精神的に圧迫されてミスが出そうになる。
感情的に「あの人が嫌い」というのは、上長も「気持ちはわかるが、仕事とは切り離して」と、なだめてくると思います。
しかし、その人のせいで、仕事に支障をきたす具体例があれば、対策を考えてくれます。
相談を持ち掛ける時は、上長が対処しやすい理由をつけて相談することです。
その仕事自体が気に入らなければ、ほかの部署へ移動をお願いしても問題はないと思います。
上司で嫌いな人が現れたとき
社員による嫌がらせは、現在パワハラとして認定されることが多いので、具体的な圧力は減ってきていると思います。それでも、口頭で圧力をかける人は今もなお多いのは事実です。
そういう人の対処方法は、「時間が経過するのを待つ」しかありません。
このような上司は、ある日突然何も言わなくなります。理由は2つあります。
- あなたに対して圧迫することに飽きるから
- あなたに対する周りの評価が高まってくるから
私の場合も最初は、そのような上司にあたりましたが、3か月経過したある日、突然嫌がらせはなくなりました。
周りの人が、「あの人には安心して仕事を任せられる」というのを聞くようになったころでした。
そういう上司は、寝返るのも早いです(笑)今ではすっかり中の良い人になっています。
問題がおこったら我慢をせずに早く解決をする
もし自分に降りかかる精神的な苦痛や、仕事の要領がつかめなくて悩んでいる場合、すぐに上長に相談して対策を考えるべきです。
直属の上司(社員)による嫌がらせがあって、私のように耐えることができなかった場合は、さらにその上の上長に相談してください。
もし、我慢をするとどうなるかは想像がつくと思いますが、後になればなるほど修正が難しくなります。
最初のうちであれば、配置転換も容易に行ってくれます。後になると、シフトに完全に組み入れられてしまうので変更を嫌がられます。
「何とか頑張ってもらえないですか?」
こういう言葉を投げかけられる時は、配属後1か月以上たってからになります。
大切なのは、仕事開始から1ヶ月位です。その間に、言いたいこと(伝えたいこと)はきちんと伝えるようにしましょう。
まとめ
・入って1ヶ月は、体が仕事を覚えるまで慎重に作業する
・自分から会話を無理にすることはない
・挨拶だけは、小さな声でもいいので相手にわかるようにする
・自分に仕事に支障をきたすストレスがかかったら、すぐに上長に相談する
・人間関係は、作るものではなくて自然と出来上がるので焦らずに仕事をすること
精神的な話が多くなりましたが、工場派遣で一番大切なことは「ミスなく仕事を継続すること」です。
何度も「ミスなく」という言葉を見たと思います。私の肌感覚ですが、注意していてもミスにつながる「ヒヤッ」っとする場面に何度も遭遇すると思います。
そういったヒヤリがなくなるのが3か月くらいで、そこまでいけばミスなく仕事ができると思って間違いありません。
快適な仕事環境というのは、働くあなたに自信がついてさらに周りから「信頼」されている状態のことです。
工場派遣は、すぐにやめていく人が多い職場です。休まず出勤してミスなく仕事をするだけでも、すごく頼られる存在になります。
頑張っても本当に合わないと思ったら、違う仕事に変わればいいんです。そういう働き方ができるのも工場派遣の利点だと思います。