私の娘は、勉強ができるほうだと思っていました。中学1年の2学期末が終わるまでは・・
テストの点数を聞いてびっくり、普通に90点前後あると思っていたが、60点台のオンパレード。
このままではまずい!
そう思った私(父親)が、何とか成績を上げるために実践した取り組みを記事にしました。
内容は5分程です。効果のあった勉強法なので、興味がありましたら是非ご一読下さい。
成績アップの勉強方法に関連する記事のまとめはこちら
目 次
期末テストの点数が、低かった理由 を振り返って考えてみた
よくよく娘の行動を振り返ってみれば・・・
- 朝ぎりぎり学校へ行って、部活が終わってから家に帰る
- ご飯を食べて、お風呂に入り、テレビをガッツリ見る
- ちょっと宿題をして寝る
中学校の宿題は簡単なので、15分もあれば終わり。テスト期間も勉強している姿は、特に見かけなかったような・・・
娘は、1学期・2学期と、どんどん下がる定期テストの点数に、ヤバいと思いつつも堕落した生活をやめられず。
「たまには勉強しなさい」といわれても、勉強の仕方がわからず、部屋で教科書を開けてみるも、すぐに寝る。
塾には行かせてなかったので、これで良い成績なんて取れるはずもありません。
普段は、学年100人中30番手前を行ったり着たりの順位でしたが、冬休み明けのテストで、ついに学年50番まで急降下。 平均点も10点下がるという事態になりました。
全て娘が悪いわけではありません。
点数が下がった原因は、親にもあります。大丈夫だろうと安心して、何も手をかけなかったことが原因と思い反省しました。
しかし、色々反省したところで、3学期末テストはもう目の前。
ただ勉強しなさいと発破をかけても、勉強の方法を忘れた娘に言うのは酷なことです。
ここは、「親子でがんばるしかない」と思いました。
学年末テストで、可能な限りよい点数を取らせるには、娘が主体となった勉強では間に合いません。
親が教える形で、娘の学力に合わせたプランを娘と相談しながら考えました。
親主導で一緒に勉強したら成績大幅アップ!
学年末テストまでは約2か月。平日は1~2時間ほどの勉強で、学年末までに準備して、テスト期間はみっちりやることをしました。
どうやって勉強したかは後ほど書きますが、先に学年末の結果を言うと
100人中50位から → 100人中15位!!
娘も大喜びでした。約1ヵ月半でこの結果が出たことは、とても満足しています。
勉強は、もちろん全教科やったのですが、特に社会を徹底的にやりました。社会はタイトルにある通り、95点でした。
中学生の場合、数学を除いたテストは、全て暗記が点数を左右する。
その暗記の中でも、社会は比較的暗記しやすい科目。
しかも、社会は苦手な人が多いので、平均点が低くなる傾向が強く、良い得点を取れば順位をあげやすいからです。
順位が上がれば、やる気につながるので、2年生以降もモチベーションが保ちやすくなります。
具体的な勉強方法は、音読です
私は、子どものころからずっと、音読は最強の勉強方法だと思っています。娘には3学期に入ってから、とにかく教科書をきちんと読むことを実践しました。
子どもに読ませるのではなく、まず親が子どもの前でゆっくり読みます。
このときに、なるべく情景がわかるような情報を付け加えたり、身振り手振りを加えて記憶させるように読みます。
- 最初から最後まで一通り読み聞かせ
- 教科書の赤線の周りを読み聞かせ
- 赤線が引いてある語句を簡単なクイズにして答えさる
- ワークの問題を読んで、口頭で答えさせる
- 間違えた場合は、ワークの解説を読み聞かせ
わからないところは、ヒントをあげたり「おしい!」と励ましたり、飽きさせないように注意しました。
全問終わったら、間違えたところの問題をもう一度答えさせます。1~2回ほど答えさせると、くころにはほぼ全問正解します。
今度は、ワークを子どもに渡して、問題を書き込ませます。ほぼ全問正解するはずです。
最後に寝る前の10分くらいで、その日勉強した教科書のページを音読させて就寝。
この勉強方法のもっとも重要なポイントは、「ほとんど親が音読する!」ことです。実は子どもが音読するのは就寝前の10分程度です。
身振り手振りで説明がつかないものは、スマホで画像検索しました。たとえば、扇状地とか三角州とか、画像を検索して見せるとイメージがはっきり残ります。
親もわからない語句が出たら、勘で答えずにスマホや教科書で調べます。
初めての音読は、子どもが嫌がるから親が読み聞かせる
音読は効果があるとわかっていますが、子どもにまかせっきりでは、足りないと思っていました。
なぜなら子どもは、自分で勉強をすることが億劫になって、読む量もどんどん少なくなっていきます。
なので、親が決まった量を読み聞かせることはとても大切です。
1回目 親が音読・・・子どもの頭の中に情景を浮かべさせる
2回目 ワークを口頭で回答させる・・・読み聞かせの内容が、答えに結び付くと実感する
3回目 間違った所だけ、解説と教科書を読み聞かせ・・・ 解説と教科書の両方見ることを意識づける
4回目 子どもが、自分の部屋で音読してワークを解く・・・読むことに抵抗がなくなっている。ワークもすべて答えられるので自信がつく
上記のようなやり方で、学校で1回、自宅で2回以上と、同じところを3回は読んでいることになります。これで頭の中には、情報がきちんと整理されて記憶されるはずです。
1週間ほど実践したら、子どもは慣れてきます。そこで
5回目・・翌日の授業内容を音読させる
を追加します。音読することに抵抗がなくなっているので、すんなり受け入れられました。これだけ音読しているので、ミニテストは、当たり前のように100点を取るようになりました。
音読は、時間がかかるので敬遠されがち
未知の情報で、自分の興味のない文章を音読するのは、大人でも疲れます。
音読は、一字一句をきちんと声に出さないといけないので、走り読みとか、ななめ読みができない分、苦痛で疲れます。
音読は、やれば簡単なのですが、なかなかできないのは、子どもの心理状態が大きく影響していると思います。
この勉強法は、自分の子どもが、学習習慣をきちんと身につけていなかったので実践しました。1~2か月ほどかかります。
中間、期末テストで結果が出ると子どもも自信がついてくるので、徐々に自分で学習するように仕向けます。
音読をやれば、点数が簡単にアップするとわかると、音読に向かう姿勢が変わってきます。
そういう体験をさせるまでが、親の役目と思います。
「音読すると良い」という言葉は聞きますが、 勉強の苦手な子は、教科書を開くことが苦痛でしかたありません。
苦痛な音読を最初から一人でやらせると、読み飛ばしをします。
普通の子は、予習する→際わからないことを調べる となりますが、勉強が苦手な子は、それができません。
「わからないことをわかるようにする」という作業ができません。
最初のうちは、自宅で音読して、すぐにワークをさせて、小さな成功体験を積み重ねる時間が必要です。それを教えてあげることが大切だと思います。
学校の小テストは、全て100点を取っていましたので、本人も学習方法を信頼するようになりました。
音読の効果がはっきり表れる教科は、英語と社会
教科にあわせて勉強の進め方を変える必要があります。
社会は効果がすぐに出るので、学校の授業がよくわかって楽しくなってきます。
実際、娘はそういう経験ができたそうで、3学期の授業はとても楽しいと言っていました。
英語も音読の効果が、はっきりと表れます。私の娘は簡単な英文法を作ったり、単語を並べ替えて文章を完成させるといった問題がとても苦手でした。
原因は
毎日時間をかけて、テキストとワークを1年生の最初のページから音読をさせました。
そのおかげで、文法ミスは殆どなくなりました。
日本語でも、変な文章は違和感があると思いますが、英語も違和感を感じることが大切です。
多くの英文を音読すると「正しい文法を口が覚える」ようになります。
2年生になってからは、1年生のような音読は必要ありませんが、英語は口にだすことで覚えることが分かったようです。
親と一緒に勉強するときは時間を大切にすること
平日親子で一緒に勉強する時間は、1時間から1時間半で終わるようにします。例えば、20時からスタートしたら
「21時までに終わろう」
といって始めます。
延長するときは、15分から30分単位で、1時間半以上はやらないようにします。
集中力が持たないというのもありますが、時間を決めて終わらせるという習慣をつけるためです。
成績が落ちたというお子さんに、是非音読をさせてみてください。
1教科や2教科得意な科目ができると、自然と全体の成績もあがります。
最初は「全教科高得点をとる!」と欲張らず1教科だけ得意な科目を作ることに専念する方がいいと思います。
以上が、私と娘が実践した勉強方法です。結果が出た理由の一つには「私と娘の親子関係がよかった」というのも大きいですが、それを差し引いても、音読の効果はわかっていただけると思います。
この記事が、少しでもお子さんの助けになれば幸いです。
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