近畿圏の人しかわからないかもしれませんが、今年1月近鉄特急の喫煙車両がなくなります。
私は、名古屋から四日市、鈴鹿方面へ行くときによく利用していました。
10年以上前はタバコを吸っていたので、急行とかではなく、わざわざ喫煙席がある特急を選んで乗っていたものです。
当時から気になっていることはたくさんありましたが、タバコをやめてからそれがとんでもないことだと実感したものです。
今回は、そんな近鉄特急に哀悼の意味を込めて、時代の流れに従った近鉄特急喫煙席の問題だったところを紹介したいと思います。
目 次
とにかく近鉄特急の喫煙席は受動喫煙の温床
問題①親が喫煙するせいで子供が喫煙車両へ
名古屋を出発して5分後、禁煙車両から喫煙車両を見たときは、もはや別世界「白銀ではなくハッキリとわかる白い煙」で満たされています。桑名駅に到着すると、長島スパーランドから小さい子供を連れた家族が喫煙席にそのまま入っていく光景をよく見ます。
この時私は、なんともいたたまれない気持ちになります。どこまで行くのかは知りませんが、子供のためを思って我慢できないものかと思ってしまいます。
問題②喫煙車両の入り口付近の禁煙車両はもはや喫煙席
喫煙席は、大体先頭と、後方の端の車両にあります。禁煙車と分けているようで、車両がつながっている時点で全く意味がありません。
特に、喫煙車両の入り口に近い席を取ってしまったら最悪です。
ほぼ間違いなく喫煙車両と同じ空気にになります。なぜなら、喫煙車両の利用者は、営業系のビジネスマンが多く、営業の電話のたびに、喫煙車両を出てきやがります。
そんなことが何回も起こると、禁煙車両の綺麗な空気があっという間に汚染されます。
問題③雨の日の近鉄特急はタバコの臭いが体中に染みついて取れない地獄が待っている
喫煙する人でも雨の日のタバコのにおいは、服や体に染みついて臭いと思うほどひどい匂いです。
近鉄特急の雨の日は、湿度100%に近い状態になります。水滴が窓に垂れるほどです。
そこに喫煙車両が重なるともうこの世のものよは思えない地獄が待っています。喫煙者でも敬遠する車両が完成します。
実はこの雨の日の喫煙車両は、禁煙するときに使ったことがあります。その時は、完全にタバコが嫌いになるという絶大な効果を発揮してました。
参考記事 禁煙をはじめた日から - 【タバコをやめて7年。1日3箱のヘビースモーカーが自力で禁煙できました】
禁煙は時代の流れなので、本当に好きな人以外はやめた方がいい
お上にたてついてまで、喫煙車両を運航していた近鉄特急でさえ方針を転換しました。
私は喫煙経験もあるので、タバコを吸いたい人の気持ちはわかります。惰性で吸っている人が大半だということも分かっています。
止めようと思ってもやめられないかもしれませんが。それでも、私が卒煙した10年以上前に比べて格段にタバコをやめやすい環境にはなっていると思います。
若い人はわからないと思いますが、もし子供を持つ年齢の人が、この記事を読んでいたら、少し勇気を出して禁煙に一歩踏み出してほしいと思います。
元ニュース さよなら、最後の「喫煙列車」 近鉄、今月で運行終了